THE SUN(ザ・サン)は私の名前でもある太陽が由来です。太陽は人々を明るく照らすのと同時に影を作ります。今私たちが生きる社会も同じように、光と影のバランスによって成り立っています。
それはMajority(マジョリティ):多数者、Minority(マイノリティ):社会的少数者という言葉で言い換えることができます。日本は精神的に豊かな国ですが、その一方で同調圧力が強い国だとされています。仮にあなたがマイノリティな意見を持っていたとしても、それをオープンにすることを躊躇した経験はないでしょうか。多くの日本人は場の空気を読み、和を乱してはいけない、出る杭は打たれるので出るべからずと心のどこかで思っています。でも実際は光=正義、影=悪でもなく、マジョリティ=正解、マイノリティ=間違いでもないのです。
たとえば、道端に小さな花が咲いていたとします。多くの人にとっては迷惑な雑草でも、小さな子どもにとっては大切な宝物になることがあります。ひとつの事象も、どの物差しでどの部分を、どう切り取るかによってメッセージが大きく変わります。
一見ネガティブに思える事象でも即座に否定せず、視点を変えてみる。同調を強いるのではなく、協調する。みんな違って、みんな良い。ザ・サンは同調ではなく協調のデザインとブランディングを提案します。ネガティブだと思い込んでいる要素も特徴の一つとして、場合によってはコンセプトの一部に取り込みます。自分を自分らしく、自社を自社らしく、これこそ私、私たちだと胸を張れるように。唯一無二のあなたらしさを一緒に創造しましょう。
Taiyo YASUDA
埼玉県川越市生まれ。大学でデザインを学び、卒業後は家電ベンチャーへ就職。9年間デザイナーとして勤め、コンサルティング会社へ転職。コンサルタントとして1年経験を積み、社会人生活10年を経て2022年1月に独立。THE SUN(ザ・サン)を立ち上げる。会社員時代よりアップサイクルアクセサリーブランドを主宰、地元川越ではひらた舟の船頭として地域に関わる。住まいは空き家になっていた祖父母の家をセルフリノベーション、妻と娘と愉しく仲良く暮らす。人生を「らしく」生きるプロフェッショナル。写真:衣装協力 ソコノワ